007/カジノ・ロワイヤル | 6代目ボンド、ダニエル・クレイグに批判殺到…。逆境を乗り越えてシリーズ屈指の名作が誕生!

 

あらすじ

英国諜報部MI6のスパイである‘00’の地位に昇格したジェームズ・ボンドは、最初のミッションとして国際テロ組織のネットワークを絶つ任務を課される

テロ組織の資金源であるル・シッフルと接触を命じられたボンドは、モンテネグロのカジノでル・シッフルと高額の掛け金のポーカー対決を開始する。

キャスト、スタッフ

 

キャスト 役柄
ダニエル・クレイグ ジェームズ・ボンド
エヴァ・グリーン ヴェスパー・リンド
マッツ・ミケルセン ル・シッフル
ジュディ・デンチ
ジャンカルロ・ジャンニーニ ルネ・マティス
ジェフリー・ライト フェリックス・ライター
イェスパー・クリステンセン ミスター・ホワイト

 

スタッフ
原作 イアン・フレミング
監督 マーティン・キャンベル
製作 マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ
脚本 ニール・パーヴィス 、ロバート・ウェイド、ポール・ハギス
音楽 デヴィッド・アーノルド
主題歌 クリス・コーネル

「You Know My Name」

撮影 フィル・メヒュー
編集 スチュアート・ベアード

興行収入

全世界で5憶9420万ドル(約650憶)の興行成績を記録し、シリーズ最高興行収入作品(2006年当時)となった。2006年度の全世界興行収入ランキングでは第4位にランクイン

日本での興行収入は約22憶、前作『ダイ・アナザー・デイ』の23億を1億下回った

感想 ※ネタバレ有

6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグのデビュー作、公開前は顔がボンドじゃないとか、金髪はありえないとか、散々な言われようで一部の過激なファンは007の新作を観ないボイコット運動を起こす事態に…

今までのボンド俳優とは顔立ちや雰囲気が、やや異なり気持ちが整理できない人がいても、おかしくありませんでしたがボイコット運動はやりすぎですね…

作品を観る前から批判するのは本当のファンがすることではありません、ダニエル・クレイグ自身も相当傷ついたらしく、降板も考えたとのこと

ダニエル・クレイグをはじめ、キャスト、スタッフは批判したファンにも納得してもらえる作品を完成させるべく奮起し、シリーズ屈指の傑作を作り上げたのはお見事

 

ダニエル・クレイグの前任のボンド俳優ピアース・ブロスナンが絶大な人気を誇っていた為、色々と不安な要素があったのも事実

Qのガジェットを使い、女性を口説き、修羅場でもジョークを平然と口走るイメージが正直、ダニエル・クレイグにはなかった

 

しかし、予告編を見て驚いた…

画面には荒々しい、血生臭い男がいた。その男はボンド、ジェームズ・ボンド

 

カジノ・ロワイヤルは原作の007では第1作、すなわちジェームズ・ボンド、誕生の物語

前作『ダイ・アナザー・デイ』が透明の車、DNA改造手術、パラシュートサーフィンなど非現実的なSF要素満載な作品だったことを反省したのか、カジノ・ロワイヤルはシリアスな作風で統一されており、Qもマネーペニーも特殊装備を搭載したボンドカーも登場しない。(極端すぎないか!?)

 

作品のキャッチコピーは『ジェームズ・ボンドが007になるまでの物語』とされているが、実際は映画開始3分くらいで007に昇格しています(笑)

007、初任務の物語』のが正しいとおもいますが、細かいこと気にしません

 

本作は若い頃のジェームズ・ボンドを描いており、感情剥き出しで荒々しい

敵を見境なく追いかけたり、ゴルフ場で駐車場の係員と勘違いされて車をぶつけて駐車したり、ポーカーで敗れて八つ当たりしたりと、これまでのスマートなボンドとは違った野性味のあるボンドになっています。

 

カジノ・ロワイヤルは全世界で公開後、大絶賛となりましたが、難点がいくつかあります

1つは上映時間の長さ(144分)、前半はアクションの連続で興奮しっぱなしですが、中盤から後半はカジノでのポーカー、ヴェスパーとの恋愛接写とややトーンダウン

後半の恋愛接写をもう少しカットしたらコンパクトに作りになったのではないでしょうか?

 

2つ目は金融知識ないと理解できない接写があること、今作の悪役ル・シッフルが航空会社の株を空売りして儲けようと企みますが金融知識がない人からすれば『空売り?何それ?』と思うのが当然でしょう

作中で空売りについて説明もされませんので、自分も最初に鑑賞した時は『飛行機にテロしかけたら買った株が暴落して大損じゃん、コイツはアホか?』なんて思ってました(笑)

 

3つ目は作品のメインイベントであるポーカー(テキサス・ホールデム)のルール、海外はわかりませんが、少なくとも日本ではメジャーなゲームではないですよね?

空売り同様、ルールがイマイチわからない人からすれば、ボンドは優勢なのか?劣勢なのか?と雰囲気で感じ取ることしかできません

自分は鑑賞後に空売りとテキサスホールデムを調べて2度目の鑑賞で何とか理解できましたが、仕組みやルールがわからない人は置いてけぼりな作りはやや不親切。勉強不足と言われればそれまでですが…

 

しかし、難点はあれど、マンネリ気味だった007シリーズが原点回帰を謳い、『カジノ・ロワイヤル』で息を吹き返したのは事実

40年以上伝統を守ってきた007が本作から改革に乗り出したのは英断だったとおもいます

作中のラストで登場する『ボンド、ジェームズ・ボンド』はまさしく、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドになった瞬間でした。

 

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