クライマックスシリーズは必要?|権威性か、ビジネスか?賛成派と反対派の意見を参考に、理想のポストシーズンを提案

2007年に導入されたクライマックスシリーズも今年で12年を迎えました

毎年、日本シリーズ出場をかけて白熱とした試合が繰り広げられて人気も含め、定着したように見えますが、果たして今のままで良いんでしょうか?

今日はクライマックスシリーズについて、取り上げたいと思います

理不尽なプレーオフが全ての始まり

クライマックスシリーズが開始する3年前(2004年)、パ・リーグでは消化試合をできるだけ無くすアイデアとしてポストシーズンの導入が始まりました

現在のクライマックスシリーズの原型とも言える制度ですが、大きく異なる部分があります

それはファイナルステージの勝利チームがリーグ優勝となること

 

つまり、今年(2019年)のリーグ優勝はライオンズではなく、ホークスという扱いになる

長いリーグ戦を戦い抜いた首位のチームからすれば何とも理不尽な制度

しかも、2位に5ゲーム差をつけなければ1勝のアドバンテージもなし

 

2004、2005年をリアルタイムで見た方はご存知だと思いますが、ホークスは2年連続でシーズン1位でありながらプレーオフで敗退したことにより、2年連続で2位のライオンズ、マリーンズがリーグ優勝という結果になっています

奇しくも2年連続2位に4.5ゲーム差、0.5ゲーム差が足らず、アドバンテージなしの不運に見舞われています

V10戦士
当時は学生で、ホークスファンの自分は、やりきれない気持ちで一杯でした(泣)負けるのが悪いと言われたり踏んだり蹴ったり…

クライマックスシリーズの誕生

2004年からパ・リーグで始まったプレーオフ制度が興行面で成功を収めたこともあり、セ・リーグでもポストシーズンを導入しようという動きが高まりました

そして、2007年に新たに導入されたのが、現在のクライマックスシリーズ

 

セ・パ統一のポストシーズンとなり、いくつかの変更が加えられました

・リーグ優勝はシーズン1位のチーム

・1位チームには1勝のアドバンテージ(2007年のみ、アドバンテージなし)

 

理不尽の塊だったプレーオフ制度がクライマックスシリーズで多少なり改善されたのは大きかったですよね

クライマックスシリーズ=日本シリーズ出場権の争いというシンプルな構図なり、理不尽さや混乱を減らす意味でも良い改変でした

 

ちなみに、クライマックスシリーズ元年にジャイアンツが2002年以来、5年ぶりにリーグ優勝を決めたものの、2位のドラゴンズにストレート負けして日本シリーズへの出場を逃しました

それが原因なのか、わかりませんけど翌年から1位チームに無条件で1勝のアドバンテージが与えられるようになった

クライマックスシリーズのメリット、デメリット

 

【クライマックスシリーズのメリット】

・3位チームまでが日本シリーズ出場のチャンスがあるので消化試合が減少

・クライマックスシリーズ出場による収益の増加

正直、クライマックスシリーズのメリットって興行面しか思い浮かばないんですよね

以前はシーズン後半になると、リーグ優勝から外れたチームはタイトル狙いで、敬遠合戦や記録稼ぎのオーダーにすることがありましたが、現在は3位まで日本シリーズに行ける可能性がでてきた為、そのような行動が発生しにくい環境になりましたけど。

 

【クライマックスシリーズのデメリット】

・レギュラーシーズンが壮大なトーナメント化

・日本シリーズの価値の低下

シーズン終了した時点で12球団中の6球団に日本一のチャンスって、日本シリーズの価値が下がったような気がしますよね

以前は12球団中の2チームが日本一のチャンスだったことを考えると、日本一へのハードルが大きく下がりました

しかも、20ゲーム離されようと、シーズン負け越そうと日本一という称号を手にすることができる

約半年間の長いシーズンを戦い抜いて頂点に立ったチームが、数試合の負けで日本シリーズに出場できなくなることが問題ですよね

クライマックスシリーズは廃止ではなく、改善すべき

クライマックスシリーズは賛成か、反対か?で聞かれたら現状の制度なら反対です

やはりシーズンを勝ち抜いた1位同士の試合こそ、日本シリーズと呼べるのではないでしょうか?

 

もちろん、プロ野球はビジネスも大事ですし、消化試合の減少と利益の増加が見込めるクライマックスシリーズは魅力のあるコンテンツだということもわかります

現状の制度だと2、3位のチームがクライマックスで勝ち上がって日本一になっても、選手とファンは心の底から喜べてませんし、破れた1位のチームはリーグ優勝したにも関わらず、悔しい思いをしなければなりません

 

理想を言ってしまえば、新球団を前提として16球団2リーグ4地区制を導入、4地区の首位が激突するポストシーズン(リーグ優勝決定戦➡日本一決定戦)が一番納得がいく形だと思います

球団を増やすとなると難しい問題が出てくるので、非現実的な話にはなってしまいますけど。

 

すぐに可能な改善策はアドバンテージの追加ぐらいでしょうね

5ゲームごとに1勝のアドバンテージを追加、2位が14ゲーム差、3位が15ゲーム差の場合、3位のチームは出場権なし、1位と2位のクライマックスシリーズのみ開催

優勝=1勝、5ゲーム差=2勝、10ゲーム差=3勝、15ゲーム差=CSなし

 

まとめ

まだまだ日本球界ではポストシーズン制度の歴史が浅く、不満や改善点が出てくると思いますけど、選手やファンが心の底から納得できる、ちゃんとした制度を作り上げて欲しいところです

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1 個のコメント

  • 初めまして。Twitter経由で参りました。
    そもそもの始まりたるパシフィックリーグプレーオフが導入された年に、何があったか記憶にございますか?私にとっては、贔屓の球団が消滅・変質した年でした。つまりは、そうなる事態に追い込まれる程に、パシフィックリーグは酷い状況下にあり、プレーオフは起死回生の切り札だったと私は思います。
    クライマックスシリーズの批判を眺めていると、あの時、オーナーサイドの思惑通りに事が進んでても良かったのかなと、今にして思います。
    クライマックスシリーズは12球団2リーグ制を支えていると私は考えます。ですが、贅沢税かサラリーキャップ制が導入されるなら、クライマックスシリーズを廃止しても良いとも思っています。

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