『事故物件 恐い間取り』の感想、バトル系ホラーコメディ誕生!?クライマックスが想定外な展開に発展

あらすじ

TV番組への出演を条件に、「事故物件」で暮らすことになった芸人の山野ヤマメ(亀梨和也)。その部屋で撮影した映像には白い“何か”が映っていた…。

番組は盛り上がり、ネタ欲しさに事故物件を転々とするヤマメ。しかし人気者になっていく一方、次々と怪奇現象に巻き込まれていく。

そしてある事故物件で、ヤマメの想像を絶する恐怖が待っていた――。

キャスト、スタッフ

キャスト 役柄
亀梨和也 山野ヤマメ
奈緒 小坂梓
瀬戸康史 中井大佐
江口のりこ 横水
MEGUMI カオリ
真魚 下中
木下ほうか 松尾
滝川英次 熊谷

 

スタッフ
原作 松原タニシ
監督 中田秀夫
助監督 佐伯竜一
脚本 ブラジリィー・アン・山田
音楽 fox capture plan
音響効果 大河原将
編集 青野直子
衣装 加藤哲也
配給 松竹

興行収入

公開3日間で観客動員数34万3000人、興行収入4億6500万

最終興行収入30億も狙える大ヒットスタートを切った

 

いや、凄いですよ。コロナの影響で通常の半分の座席しか確保できていない状況で、これだけの数字を残せるとは…

メジャータイトルが公開延期になって目ぼしい映画がなかったことも、ヒットに繋がった要因かもしれません

近年はジャパニーズホラー冬の時代とも言われて、作品の質も興行面もイマイチ、パッとしない日々が続いてましたが、今年の2月に公開した『犬鳴村』が14憶を記録し、事故物件も好調な滑り出しを記録

ジャパニーズホラー復活の兆しが見えてきましたね

ヒット作が増えると、各映画会社がホラー映画に予算を回してくるようになると思うので、この流れを止めないでほしいです

 

※追記(11月12日)

興行収入が23億に到達しました

30億は厳しい状況ですが、ここ数年、客足が重かったホラーで20億オーバーの成績は大健闘の数字だと思います

上映も終了してきているので、最終興行収入は23億~24憶あたりになりそうです

 

作品のクチコミ

V10戦士
昨年、中田監督が手掛けた『貞子』が酷評の嵐だったので、今回は少し持ち直したようですね

感想(ネタバレ有)

2月に『ラストレター』を鑑賞して以来、約半年ぶりの映画館

まだコロナが落ち着いてないとは言え、映画のポイントの有効期限が迫っていたので覚悟を決めて行ってきました

 

主演は最近、何かと騒がれている亀梨和也、監督はリングシリーズでおなじみの中田秀夫、物語は事故物件住みます芸人で知られている松原タニシの体験談を元に製作されています

大島てるは知ってますが、映画を観るまで松原タニシは知りませんでした(鏡にシャンプーの文字が浮かんだ話は聞いたことあります)

 

前情報を何も入れずに鑑賞したので、オープニングの寒いコントが始まった時、違う映画のスクリーンに入ってしまったか?と少し焦りました(笑)

 

主人公ヤマメは売れないお笑い芸人で、コンビ解散後、知り合いのテレビマン(松尾)に事故物件に住む企画を無理矢理進められて、その事故物件で偶々オーブの撮影に成功

それから次第に、仕事が舞い込むようになり、ヤマメは次々に事故物件に引っ越していくという展開なんですが、この映画をホラーと呼べるのか正直、悩みますね

 

タイトルや物語の軸は確かにホラーですけど、松原タニシの体験談と関係ない部分、ヤマメが芸人を目指したエピソードや松竹芸人のギャグパートなどは、怖がらせたいのか?感動させたいのか?笑わしたいのか?この映画の方向性がイマイチ見えてこない

高田純次演じる霊媒師は思いっきり、いつもの高田純次で笑いましたけど

 

奈緒が演じるヒロインの小坂梓はヤマメの我が儘に付き合わされて、危険な目にあってもヤマメを心配するお人好し、序盤にヤマメからコントで使った傘を貰うんですけど、クライマックスのキーアイテムになるので覚えておきましょう(笑)

もう一人の主要人物、ヤマメとコンビを組んでいた中井は、一方的にコンビ解消して放送作家に転身したと思えば、ヤマメが事故物件ネタでブレークするとコンビ復活を祈願、そして、身内に不幸が続くと再びコンビ解消…

めっちゃ我が儘な奴ですけど、クライマックスにヤマメと梓のピンチを助ける大活躍で汚名返上と笑いを巻き起こす奇跡を成し遂げます…が、呆れて帰ったお客も何人かいたので、中井の活躍シーンは意見がハッキリ分かれるでしょうね

 

さて、単刀直入に、この映画の感想を言うとホラー映画を期待しなければ悪くはないと思います。

事故物件パートではしっかりホラー演出がされており、近年のホラーでよく使われる大音量で脅かすような場面が殆ど無かったのは個人的に好印象でした

ただ、CGはショボいです(笑)黒い影の塊とかはバリバリのCG感が出ていましたね

 

劇中で事故物件が4件登場するのですが、1件目〜3件目は、ほん怖テイストのホラーだったのに、4件目の物件だけ何故、あの展開になった…

 

ここからネタバレ全開で書きますけど、クライマックスがまさかのバトル映画!!

次々に幽霊が姿を現し、ヤマメに襲いにかかるも、高田純次演じる霊媒師から買わされたお守りで撃退

序盤から姿をチラつかしていた、スター・ウォーズのシス卿みたいなフードを被った男がラスボス的な立ち位置で姿を現してからは、ホラー要素0の超能力バトルに発展(ハリー・ポッター?)

序盤〜中盤の流れから、クライマックスがあんな展開になるとは想像できませんでした(笑)

 

エピローグでヤマメと梓が事故物件を提供してもらった不動産屋に行きますけど、ラストのオチの為に登場させたようにしか見えませんでしたね

だって、普通の物件探すなら他の不動産屋に行くでしょう?

わざわざ事故物件を多数管理する不動産屋に行くなんて…、ヤマメと梓が変わっている性格だからかもしれないけど

 

それと映画の製作が松竹なので、松竹芸人が本人役で多数登場しています、そのせいかホラー映画というより、心霊番組を観たような気分

去年、中田秀夫監督がメガホンを取った『貞子』が残念な完成度だったこともあり、あまり期待しないで鑑賞しましたが、今作は個人的に十分楽しめました

 

ガッツリ、ホラーを観たい人にはオススメできませんけど、『貞子vs伽椰子』のようなエンタメに振り切ったホラー映画を観たい人はオススメの一作です

『貞子』の感想、中田監督が20年ぶりに復帰するも、貞子3Dに匹敵するレベルの駄作に…

2020年8月1日


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