007/ノータイム・トゥ・ダイ| ダニエル・クレイグよ永遠に…。衝撃の25作、ボンド映画史上最も心揺さぶるフィナーレ

あらすじ

ボンドは00エージェントを退き、ジャマイカで静かに暮らしていた。

しかし、CIAの旧友フィリックスが助けを求めてきたことで平穏な生活は突如終わってしまう…

誘拐された科学者の救出という任務は、想像を遥かに超えた危険なものとなり、やがて、凶悪な最新技術を備えた謎の黒幕を追うことになる。

キャスト、スタッフ

キャスト 役柄
ダニエル・クレイグ ジェームズ・ボンド
ラミ・マレック リューツィファー・サフィン
レア・セドゥ マドレーヌ・スワン
ラシャーナ・リンチ ノーミ
アナ・デ・アルマス パロマ
レイフ・ファインズ
ベン・ウィショー Q
ナオミ・ハリス マネーペニー
ロリー・キニア ビル・タナー
クリストフ・ヴァルツ エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド
ジェフリー・ライト フェリックス・ライター
デヴィッド・デンシック ヴァルド・オブルチェフ

 

スタッフ
原作 イアン・フレミング
監督 キャリー・ジョージ・フクナガ
製作 マイケル・G・ウィルソン、アルバート・R・ブロッコリ
脚本 ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、キャリー・ジョージ・フクナガ、フィービー・ウォーラー=ブリッジ
撮影 リヌス・サンドグレン
編集 トム・クロス、エリオット・グレアム
音楽 ハンス・ジマー
主題歌 ビリー・アイリッシュ

「No Time To Die」

 

興行収入

日本国内は公開初週6億1000万で初登場1位を記録、翌週も1位に輝き、累計で13億を越えて最終興行収入30億も視野に。

※スカイフォールが約27億/スペクターが29億

一方、海外も大ヒットスタートに成功し、コロナ以降に公開された映画では最大のヒットを記録しているが、全米では公開初週6000万ドル~7000万ドルの予想を下回る5500万ドルでスタート(世界累計は4億ドルを突破)

007シリーズのファンの年齢層はやや高いため、年配者が劇場に遠のいていることが数字に表れる結果となりましたが、批評家や観客からは好意的な評価を受けており、ロングランとなる可能性も?

10月の終わりには中国での公開も控えており、今後、どこまで伸びるか注目です

感想 (ネタバレなし)

前作から6年の空白を経て007がスクリーンに帰ってきた

本来は2019年11月に公開予定でしたが、ダニー・ボイル監督と制作サイドがストーリーを巡って衝突し、監督降板による延期に始まり、その後も制作の遅れやコロナの影響で2020年2月→4月→11月→2021年4月→10月と延期

一時は劇場公開を見送り、Amazonやアップルなどのネット配信になるのでは?という報道もありました

最終的に配信の権利が高額だったこと、007の制作サイドの反対などがあり、ネット配信は無くなりましたが。

と、様々なトラブルや予想外の事態に振り回された『007/ノータイム・トゥ・ダイ』ですが、ようやく、ようやく公開に至りました

もう公開しただけ感動(笑)

ここまで長引くと思いませんでしたからね…。

肝心な作品はと言うとダニエル・クレイグ版007の集大成とも言える内容で、怒涛のアクション、サプライズ連続、胸を打つと衝撃のラスト

007シリーズを観てきた方ほど衝撃を受けることになるでしょう

前作『スペクター』も過去作を絡めた展開でしたが、2部作の予定を1作にし、ダニエル・クレイグが降板する可能性があったことから少々強引に過去作を絡めてまとめ上げたような印象でした

それに対し今回はダニエル・クレイグが演じる最後のジェームズ・ボンドを前提として作られているので、物語を終止符を意識した過去作との繋がり、踏み込んだ演出や過去作の伏線回収などが見受けられました

ネタバレなしだと多くは語れませんが、007シリーズの一つの区切りとなる作品と言っても過言ではありません

シリーズ未見の人は最低でもダニエル・クレイグ版007を鑑賞しておくと今作をより楽しめるでしょう(余裕があれば女王陛下の007も!)

感想(ネタバレ有)

ここからはネタバレ有りの感想を書いていきます(未鑑賞の方はご注意を)

007のオープニングと言えばガンバレルですよね?

今作もオープニングで登場しますがデザインが現代的なものにチェンジ、ダニエル版のガンバレルは毎回デザインを変更してますけどね(唯一、スペクターが旧シリーズ風でした)

今作の注目ポイントの一つ、能面を被った男

なんと冒頭に登場しました、『IT/イット』に携わったフクナガ監督だからか少しホラー的な演出です

子供の頃のマドレーヌを描いたシークエンスは前作『スペクター』の列車の中での会話シーンを映像化したようですね、『これは007シリーズ?』と思ってしまうような幕開け

話は現在に戻り、引退生活を満喫するボンドとマドレーヌ

ヴェスパーとの完全な決別をマドレーヌに誓うボンドだがスペクターの残党が現れて事態は急変、マドレーヌの裏切りなのか?ボンドは疑心暗鬼になりつつも、マドレーヌと共にアストンマーチンDB5で逃走劇を繰り広げます

もうね、怒涛のアクションの連続にテンションが高まるばかり

追跡を振り切り、列車での別れのシーン。マドレーヌが一瞬だけ自分のお腹を触るシーンがあるのですが何となく察しました

昨年の夏頃に「ボンドの子供が登場」というニュースを見なければ…とサプライズが半減して少し後悔(笑)

ビリーアイリッシュが歌う「ノータイム・トゥ・ダイ」は何回、聞いたことか…。ただ今回のオープニングクレジットは個人的にややイマイチでした

シリーズ1作目『ドクターノオ』を意識した演出は良かったんですけどね、『スカイフォール』や『スペクター』のようなストーリーを暗示する展開や過去作を彷彿とする作りだったら、もっと良かったかなと思いました

今作の物語は賛否が分かれるかもしれませんが、「人類の抹殺」という漫画チックなとんでもない陰謀はムーア時代に戻ったようで良いですね、ダニエル版はリアルを意識したせいかスケールが小さい物が多かったですから

 

ただ、ただ、大きな不満が1つ

サフィンが思いのほか弱い…。

そもそも登場が少なく、戦闘シーンがほんの僅かだった為、どうしても印象が弱い

ダニエル・クレイグ版だと『スカイフォール』のシルヴァが悪役として一番強敵でインパクトがありましたね

全体を通してサフィンが期待外れだったこと、上映時間が長い以外は悪い所はないです

雑魚敵を倒すシーンはもう少しカットしても良かったように思えます

 

そして、今作を語る上で避けては通れない衝撃の結末

「ジェームズ・ボンドの死」

降板したダニー・ボイル監督が制作サイドと揉めた要素でもあるボンドの生死

報道だと制作サイドがボンドの死を希望したのに対し、ダニー・ボイル監督は反対したとのこと

その情報が自分の脳裏にあったので鑑賞中に「もしかしたら本当にボンドが死ぬかも…」と意識しつつも、さすがにそこまで踏み込まないだろうという謎の葛藤が生まれてました(笑)

マドレーヌが死亡するか、幸せなボンドの家庭を描いてフィナーレを予想していたら衝撃的なボンドの死…

『スカイフォール』の時に脚本家の一人がインタビューで「007の禁止事項はタイムトラベルとボンドの死」と語っていましたが、その禁止事項を今作で解禁したということになります

エンディングのルイ・アームストロングが歌う「愛はすべてを越えて」がなかなか憎い演出

 

ダニエル・クレイグ版007は失敗を恐れず、シリーズに新しい風を吹き込んだ意欲的なシリーズでした

あっという間の15年間でしたが数々の素敵なボンド映画をありがとうございました!

そして、ジェームズ・ボンドは永遠に

007/スペクター | 伝説の悪の組織が44年ぶりに復活!冒頭のガンバレル、Qのガジェットも活躍するなど原点回帰を果たした王道のボンド映画

2020年2月2日

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA