美味しんぼ2巻|喧嘩を売りまくる山岡の刺々しさは今回も健在、雄山の撃退にも成功!

2巻のあらすじ

ある日曜日、横浜の中華街のマスコミで評判の店を訪れた東西新聞文化部の一行。

だが、不遜な接客や、料理そのものに対する不誠実さに山岡は怒りを覚え、店の主人と喧嘩に。

偶然居合わせた華僑の大物・周懐徳が審判役となり、どちらが本物の中華を作れるか対決することになる…


登場人物

 

山岡士郎

本作の主人公、東西新聞社文化部記者

世界的陶芸家海原雄山の一人息子だが、父子関係の決裂で実家を飛び出してからは母親の姓を名乗り続けている

普段はグータラだが食への造詣が深く、「究極のメニュー」づくりを任される

 

栗田ゆう子

本作のヒロイン、東西新聞社文化部記者

新入社員として文化部に配属されたが、出勤3日目にしてその味覚を買われ、士郎と共に「究極のメニュー」を担当することになる

 

海原雄山

山岡士郎の父、陶芸を中心に書道・絵画・文筆にも秀でた大芸術家

妥協のない厳しく激しい性格で、士郎とは深い確執がある

 

大原社主

東西新聞社代表取締役社主、究極のメニュー」発案者

 

谷村部長

東西新聞社文化部長、山岡の良き理解者の一人

 

富井副部長

東西新聞社文化部副部長

眼鏡を掛け、前頭部が禿げたクセ毛の髪、毛穴の黒ずんだ鼻、ビーバーのような出っ歯の二枚前歯が特徴

 

田端絹江、花村典子

東西新聞社文化部記者、文化部花の3人組

山岡と栗田ゆう子の先輩

 

収録エピソード

第一話 手間の価値
第二話 活きた魚
第三話 そばツユの深み
第四話 日本の素材
第五話 包丁の基本
第六話 思い出のメニュー
第七話 幻の魚
第八話 中華そばの命

各話の感想

 

手間の価値

天狗になった中華街の料理人を山岡が料理の腕で成敗する、初期の美味しんぼの真骨頂とも言えるエピソード

クレームをつけた山岡に怒り狂った料理人が刃物を振りかざすとか、完全に狂っている(笑)

現実なら殺人未遂で逮捕されてもおかしくないレベルですが、美味しんぼの世界はこんなのばかりですからお咎めなし

騒動の後日、山岡とキチガイ料理人が豚バラ煮込みで味比べ

結果はお察しの通り、山岡が圧勝

 

アニメ版の方では料理人が改心するのですが、漫画版は落ち込んで退散

この話では、作者の悪い癖の一つ「日本人も悪い」が発動

料理人が堕落したのはチヤホヤした日本人が原因と指摘してますけど、本人の意思の問題でしょ?

美味しんぼは面白い作品なんですけど、農薬批判や中国、韓国ひいきが少々不快

 

活きた魚

アニメ版ですけど、自分が初めてみた美味しんぼがこのエピソード

料理好きの黒田社長が自慢の生け簀から取り出したシマアジを刺身で振舞うが、一人の少年が美味しくないと言ったことが火種になり、山岡が黒田社長と対決することに

黒田社長は生きた魚を調理する一方、山岡は死んだ魚を調理

 

これは山岡に勝ち目はない、そう思っていたら…、山岡の方が美味しいとの声が!?

生け簀(いけす)の魚より、死んだ魚の方が鮮度が良いってどうゆうこと?

答えは、活け締めという作業にありました

取れたての魚をその場で締める(血抜きなど)ことで、通常より鮮度を長く保つことができる技です

 

黒田社長の使ったシマアジは一週間以上も生け簀の中にいて、エサも与えていない

人間がそんな環境にいたら、やせ細っている状態

そう、正しい処理をすれば死んだ魚(正確に言うと締めた魚)の方が鮮度が良いということ

意外な食べ物や地味な食べ物で驚かして、その後、理論的に説明するのは美味しんぼがよくやる手法ですね

 

そばツユの深み

中松警部が初登場

無許可でそばの屋台を営業する男もそうだけど、自分がそば好きだから無許可で1ヶ月営業しても良いと、独断で決める中松警部も問題でしょ(笑)

現実でやったら職権乱用もいいところ

この回では実在する蕎麦屋、雷門にある藪蕎麦の店主が登場し、そばツユの秘訣をレクチャーしてくれます

1つのツユを作るのに相当な労力と時間をかけていることが伺えました

よく考えたら、身近の蕎麦屋でツユにこだわっている所なんてあまりないですよね

蕎麦にこだわりを持つ店はよくありますけど。

 

日本の素材

この回はアニメ化がされていないエピソード

何でだろう?フランス語がめんどくさかったのかな?

途中から美味しんぼも他の作品同様、日本語を話す外国人に変わりますが、初期はちゃんと外国語で話しています

 

日本人だろうと、外国人だろうと、美味しんぼの登場人物は攻撃的

そうじゃないと物語が発展しないから仕方がありませんけどね

今回もいつもの如く、フランスの料理評論家のジョン・モレルが日本人シェフのフランス料理を批判

そのモレルに山岡が日本流フランス料理で挑むことに。

 

結果は言うまでもなく、山岡が勝つんですけど、モレルの行動が批評家として問題(笑)

隠し味を教えてくれたら3つ星をあげましょう

それってワイロでは…。

秘密を教えるだけで星が貰えるなんてインチキ評論家じゃないですか!

このモレルは裏で大金掴ませておけば、どんな店も名店として記事を書いてくれるでしょうね

 

包丁の基本

前のエピソードでは、モレルのセリフは全てフランス語で描かれていましたが、今回から登場するジェフは日本語ペラペラ

まぁ、日本で板前志望だから日本語堪能にしたんでしょうね(作業が大変だからやめたんだろうけど…)

 

ジェフが見てくれにこだわる日本人の板前と対決する投げれになるのですが、この話を読むと自分の専門学校(調理)時代を思い出します

ジェフが包丁の技術を磨く為、かつら剥きをひたすら練習するんですけど、専門学校でもかつら剥きは良くやるんですよ

10分間かつら剥きをして、誰が一番長くかつら剥きをできるか、みたいなイベントもありました

 

話が逸れましたが、かつら剥きは包丁の基本を身に着けるのに最適な練習法なんですよね

まぁ、さすがにジェフのように1週間でプロの板前をへこませるレベルになるのは無理ですけど。

 

思い出のメニュー

不幸な形で殺人罪を背負った料理人寺杉が、かつての婚約者サビーネと、よりを戻すラブストーリー

昔、2人が営んでいたドイツ料理の店のメニューから2つの料理が削られていた

その2つのメニューは寺杉がサビーネのために作ったオリジナルの料理

削ったのは寺杉を思い出したくないからか?サビーネの思いはいかに。

 

いつもどんな難題も料理で強引に解決する美味しんぼですが、今回は珍しく料理の力で問題を解決しても違和感がない展開でした

山岡の粋な計らいが最後に発覚するなど心が温めるエピソードは必見、美味しんぼの感動系の傑作回です

 

幻の魚

久々に雄山が登場、この頃は顔つきが悪人みたいですね

山岡がサバの刺身が美味かったと発言すると、大笑いしながら馬鹿にする雄山

親子喧嘩が始まり、山岡は自身が美味いと感じたサバの刺身を用意することに

 

う~ん、サバの刺身ってあまり食べる機会がありませんよね

サバは扱いが面倒なので、なかなか刺身で提供しているお店もありませんし、スーパーで売っているサバは少し不安

この回で登場するサバは幻のサバといって、200匹に1匹しかとれない貴重なサバ

普通のサバは春から夏にかけてニュージーランド沖に回遊するところ、稀に回遊せずに葉山沖に残ってのんびり過ごしているサバがいるそうです

そのサバが今回の主役である幻のサバ

ネットで検索してみましたが、皮が薄っすら金色で高級魚みたいでした

 

山岡は幻のサバのおかげで雄山の返り討ちに成功しますが、雄山はサバの味を認めず、皿にケチつけて退散

後日、お店に詫びの意味をこめて皿を送っています(2巻で早くもツンデレ気味ですね)

雄山を打ち負かした幻のサバ、ぜひとも、食べてみたい1品!

 

中華そばの命

くり子の同級生の双子が抱える悩みをヤマエもんこと山岡が解決!

これまた美味しんぼ定番の流れ、人助けシリーズ

困ったことがあっても山岡に頼めば、どんな難題も料理で解決してしまう超展開が本当に面白い

 

事の始まりは、同級生の双子が結婚した相手が双子の兄弟で、その二人は評判のラーメン屋を営んでいるという

ある日、ラーメン本で店が絶賛されて、どっちの手柄か冗談で話していくにつれて喧嘩になり、仲違いしてしまった

仲違いしてからは、別々に店を経営するも両店の客足は良くない

そこで山岡が手助けをするですが、その前に1つ気になったことがあります

そもそも同じ双子の姉妹が同じ双子の兄弟と結婚することってできるのか?

まぁ、美味しんぼワールドですから細かくはツッコミません

 

物語のオチは、1人はスープと麺の茹で方が最高、もう1人は麺の打ち方が最高

2人で一つ、仲直りしてやり直そう!って、明らかにスープと茹で方がうまい方が貢献度が高いだろ(笑)

自家製麺のラーメン屋なんて少ないし、麺を作れないなら仕入れ麺で対応できるだろう

麺の打ち方が上手い方は、ラーメン屋を閉店して麺の製造会社をすればいい

それだと後味の悪いバッドエンドになるから、強引に仲直りにもっていったのでしょうけど。

 

3巻につづく

美味しんぼ1巻|登場人物のキ○ガイすぎる…。だけど、クセになる不思議な面白さ!

2019年12月12日

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