007のゲームが10年ぶりに登場!|ヒットマンシリーズで有名な「IO Interactive」が開発、プラットフォームはPS5やXbox Series X/Sか?

007のゲームが帰ってくる!?

2020年11月19日、突如007の新作ゲームが発表されました

 

007のゲームは過去に何作も発売されてきましたが、N64の「ゴールデンアイ」以外は手厳しい評価が下されています

PS2の「ナイトファイア」「エブリシング・オア・ナッシング」、Wiiの「リメイク版ゴールデンアイ」などはそれなり健闘しましたが、N64のゴールデンアイ級のメガヒットタイトルは未だに生まれていません

 

2012年に発売された「007/レジェンド(日本未発売)」が評価も売上も爆死!!

それ以降、007のゲームは噂は出ても登場はしていません

かつてのような爆発的な売上が見込めず、高額と噂される007のライセンス使用料がネックとなり、新作ゲームを開発しようとする会社は現れない状態へ…

正直、自分も007のゲームはもう出ないと思っていました

 

そんな中、発表されたのが「プロジェクト007

作品のタイトルでなく、開発チームの名称だと思いますけど、この発表は久々に驚きましたね

 

開発はステルスアクションゲーム「ヒットマン」シリーズで有名なIO Interactive

ストーリーは久々にオリジナルの展開となる模様、ジャンルはおそらくTPS

プラットフォームは不明ですが、時期的に次世代ゲーム機のPS5やXboxがメインとなるでしょう

発売時期も不明、来年4月公開の映画版007に合わせて発売が理想ですけど、公式サイトでゲームの開発者を募集しているようなので、まだ開発に着手した初期段階の可能性もありますね

 

発売は早くても2022年?

既に開発が進んでいるなら来年の可能性もありますけど、少し厳しいかな?

そんなわけで、今日は007の新作ゲーム発表を記念して、過去の代表的な007のゲームや没になった007のゲームなどを振り返っていきます

代表的な007のゲーム

007のゲームで最も有名なタイトルは、やはり64のゴールデンアイでしょう

ゴールデンアイ以前にも、007のゲームは発売されていましたが、今回はゴールデンアイ以降に登場した作品を振り返っていきます

 

①ゴールデンアイ007

ジャンル FPS
ゲーム機 N64
人数 1人~4人
発売日 1997年8月23日
売上本数 809万本

 

当時、日本でマイナーだったFPSというジャンルでありながら30万本(13万本説もあり)のスマッシュヒットを成し遂げました

日本でのFPS定着に大いに貢献した1本でしょう

ちなみに全世界では800万本越えのメガヒット、他のゲーム機でも発売されていたら確実に1000万本を越えていたでしょうね

 

自分もそうですが、64世代なら1度はプレイしたことがあるのではないでしょうか?

スマブラ、マリカー、ゴールデンアイは64世代の鉄板のタイトルでしたからね(笑)

映画をモチーフにしたシングルモード、最大4人のマルチモードの2本立てで、それぞれ違った楽しみがありました

シングルモードは特定の条件をクリアすると、お楽しみモード(チート)が解禁されて、それがまた面白い!

頭がデカくなるDKモードや撃った弾痕がキレイな色に染まるペイントモード、弾を無限にして敵を爽快に虐殺倒したりしたり、透明人間になって敵にイタズラ(ヘッドショット連発、股間を狙撃、手足などの部位をピンポイントで撃つなど)したり、自由度の高さが好奇心旺盛な子供の時期にマッチして様々な遊びが編み出されました(笑)

 

そして、このゲームの醍醐味は最大4人で繰り広げる対戦モード

画面が4つに分割されるので見にくいし、爆発物を乱射すると処理落ちするし、他人の画面を観察して待ち伏せしたり、待ち伏せされたり、ガチで喧嘩になったり、とにかく思い出の宝庫

対戦終了後の称号がまた笑いを誘うんですよね

「裏切者」「弾はどこ?」など、それを見てお互いをいじりながら対戦を振り返ったりしました

 

当時のゲーム業界では映画作品をゲーム化したものは売れないみたいなジンクスがありましたけど、007はそのジンクスを売上と評価ともに打ち破った記念すべき1作でした

最近ではバットマンやスパイダーマンなどの版権ものでも良作が出てきていますから時代が変わりましたね

 

②ナイトファイア

ジャンル FPS
ゲーム機 PS2
人数 1人~4人
発売日 2003年1月
売上 333万本

 

ゴールデンアイ以降、「トゥモロー・ネバー・ダイ(TPS)」「ワールド・イズ・ノット・イナフ(FPS)」「007レーシング」「エージェント・アンダー・ファイア(FPS)」など色々なソフトが発売されてきましたが、評判はどれもイマイチ(ゴールデンアイ効果で売上はそれなりでしたけど)

開発がゴールデンアイのレア社からEAに変わってからは空回りの連続

エージェント・アンダー・ファイアは良作だと思いましたが、日本では未発売だったため、ゴールデンアイほど友人と楽しさを共有することはありませんでした

そもそもの問題は、007のゲームが日本で未発売になることが多いこと!

 

2003年に「ナイトファイア」が発売された時、周りの友人たちは「ゴールデンアイの新作が出たぞ」と大騒ぎ

いや、一応は007のゲームは出てたんだけどね…。

あと、007の新作がでるたび、ゴールデンアイの新作っていう人が多かったですよね(笑)

映画とか見ない層には、007やジェームズ・ボンドのあだ名やコードネームをゴールデンアイと思っていたようです

どんだけ、自分の世代は64の影響力あるんだ!

 

さて、肝心なナイトファイアなんですけど

PS2で発売されたのでグラフィックは大幅に向上、シングルモードも映画版の過去作をモチーフにした舞台が登場し、陸海空とバラエティ豊富な演出で飽きさせません

マルチプレイはゴールデンアイほどのバカ要素はありませんが、その代わりにBOT(コンピューター)を入れられるようになりました

一人で対戦の練習ができたり、人間4人とBOT4人の最大8人対戦が可能になって、より白熱した対戦が実現

以降の作品でBOTが廃止になったのはハッキリ言って改悪でした

 

ゴールデンアイに比べると、ナイトファイアはお遊び要素の少なさが残念なところ

シングルプレイをクリアしても、マルチプレイのキャラや武器が増えるだけで、ゴールデンアイのような隠しステージやお楽しみモードがありませんでした

1度ミッションをクリアした後に、お楽しみモードを使って色んなイタズラして遊ぶ

1つで2度美味しい!みたいな要素がなかったのが痛かったですね

 

たしかにバラエティ豊富なミッションは楽しいのですが、一つのミッションがとにかく長い!

ステージの途中でセーブする機能も無く、中断できなかったのも痛い

長いステージ×途中セーブなしのシステムは遊びにくく、致命的でした

ステージを分割して、全12ステージを24~30ステージくらいにすればプレイしやすかったですね

 

細かい部分がゴールデンアイから退化していたのも残念でした

壁に弾痕が残らなかったり、落ちている武器や防弾チョッキを狙撃しても当たり判定はなし、相手に命中した時の着弾点も白い煙なようなものが少し見える程度でわかりにくい

ゴールデンアイが根強い人気を誇っているのは、お遊び要素と作りこみが絶妙に合わさっているからなんですよね

普通の遊びが飽きたら友達と弾痕で絵を書いたり、リモコン爆弾をどこまで山盛りにできるかとか、色々武器を変えて防弾チョッキは何発で壊れるかとか。

子供の発想力が存分に発揮できる、表現できる、まさにゲームの神髄

もう少しお遊び要素があったら、ナイトファイアはゴールデンアイに匹敵する可能性があっただけに惜しい1作でした

 

③エブリシング・オア・ナッシング

ジャンル TPS
ゲーム機 PS2・GC・GBA
人数 1人~4人
発売日 2004年2月11日
売上 231万本(PS2)

 

PS時代の「トゥモロー・ネバー・ダイ」以来、久々のTPS

ちょうど、発売当時は開発元のEAがシネマゲームにやたら力を入れており、ハリーポッターやスターウォーズなども手掛けていましたね

 

シングルプレイは30近いステージがあり、ミッションのバリエーションやボリュームも過去最高

前作「ナイトファイア」は1つのミッションが長く、遊びにくい仕様だったので、今作の1ミッション10分程度のプレイ時間は良い改良でした

ゴールデンアイほどではありませんが、ちょっとしたチートもあるので、クリア後にまたミッションをプレイしたくなる工夫もされています

 

ゲームのストーリーを手掛けたのはブルース・フィアスティン

なんと、本家本元である映画版の脚本にも携わった人なんです

そんな方をゲームの製作に召集するなんて力の入れ具合が半端ない

 

他にも、ピアーズブロスナン本人がボンドで登場するのはもちろんのこと

お馴染みのMI6のメンバーも本人たちが演じていたり、ハリウッドで活躍する各国の俳優が敵味方で登場するなど、もはやゲームではなく1本の映画と言っても過言ではない豪華さ

ちなみに日本からは伊東美咲が選出されて、Qのアシスタントとして登場しています

ゲームとは言え、我が国から久々にボンドガールが誕生して少し嬉しいですね(笑)

 

今作では007のゲームではレアな協力プレイが搭載されているんですが、これが中々の面白さ

プレイヤー2人で専用のミッションをプレイしていくのですが、シングル同様にボリュームもバリエーションも豊富

少々、難関度は高めに設定されていますが、何度もプレイしたくなる中毒性があります

今の時代ならオンラインがあるから、もっと活発で楽しくなったでしょう

発売当時はオンライン対応のゲームなんて殆どありませんから、一人っ子は友達を呼ばない限り、まともに協力プレイはできませんでしたから。

コンピューターでも入れられたら、もっと良かったんですけどね

 

シングル、協力プレイも高い完成度を誇り、007のゲームでは三本の指に入るレベルですが、対戦モードだけは残念な作りでした

007のゲームと言えば対戦モードが醍醐味、ゴールデンアイがメガヒットしたのも対戦モードがあったからと言っても過言ではありません

その醍醐味が今作では失ってしまいました

画面が分割されず、1つの画面で複数のプレイヤーが戦う、なんともお粗末な内容

オマケに武器を使うより、近距離で殴り合いした方が勝てるというゴミ仕様

正直、こんな無駄な要素を入れるならシングルか協力プレイのボリュームをさらに上げた方が良かった

 

対戦モードがマイナス要素でしたが、他は文句なし

EA版007では、「エブリシング・オア・ナッシング」が最も完成度が高い作品と断言できます

007のゲームはFPSが定番化していただけに、脱ゴールデンアイを目指した意味でも大きな1作でした

 

④ゴールデンアイ:ダークエージェント

ジャンル FPS
ゲーム機 PS2・GC
人数 1人~4人
発売日 2005年1月13日
売上 64万本(PS2)

 

ゲーム版007シリーズの番外編

主人公はボンドの元同僚、素行の悪さからMI6をクビになり、悪の道を歩んでいくといったシナリオ

冒頭に主人公の目の前で、ボンドが死亡するショッキングな展開がありますが、上司のMいわく「あなた(主人公)のせいで007は死亡した」らしいです(笑)

言いがかりにも程がありますよ、ヘリの墜落が原因でボンドは死亡したのに…

あと今作のボンドの顔はブロスナンではなく、ゲーム版オリジナルの顔になっています

おそらく、ブロスナンがボンド役を続投か、降板かで曖昧な時期だったことが影響してキャラクターに使用できなかったのでしょう

ストーリーは過去の名悪役が再登場するなど見所はそれなりにありましたが、ハッキリ言ってつまらないです

 

作品の発表当時はタイトルに「ゴールデンアイ」がついているから世界中のゲーマーが大喜びしましたが、蓋を開けるとまったく関係ない作品でした

完全にレア社のゴールデンアイ人気に便乗した姑息なビジネスとしか言いようがありません

 

シングルプレイは少なく、1本1本が長い、完全にナイトファイア時代に逆戻り

武器の種類も減少するなど、新作なのに過去作より劣化する謎

目新しいシステムとして、武器の両手持ちが可能になったり、気絶している敵を盾にしたり、悪人らしく非人道的なプレイができますけど、すぐに飽きます(笑)

 

これまでの007のゲームはライフ型だったのに対し、今作では自動回復型に変更

近年のFPSでは自動回復型が一般的ですけど、当時のFPSはライフ型が主流だったので受け入れられない人も多かったですね

 

主人公の特殊機能を備えた義眼(ゴールデンアイ)が大々的に宣伝されていましたが別に面白くはない

別にゴールデンアイでなくとも、ダークアイとか、ブラックアイでも良かったのでは?

ゴールデンアイのネーミングに拘ったんでしょうね、ネームバリューで売れるから!

 

今作の難関度はかなり高めで、最後のステージなんて一撃でゲームオーバーになるチート武器が登場するなどバランスが滅茶苦茶

正直、シングルは1回プレイすれば十分

ストーリーも最後の展開は予想通り過ぎるし、続編を匂わせるオチに失笑

こんな完成度の作品でよく続編オチができたものだと、当時学生だった自分でも思いました

 

前作で不評だった対戦モードは少し持ち直しましたけど、前々作のナイトファイアのがトータルで優れています

 

シングルを楽しみたいならエブリシング・オア・ナッシング、対戦を楽しみたいならナイトファイア

厳しいこと言いますが、ゴールデンアイ:ダークエージェントを選ぶ理由はありません

結局、売上も評判も悪かったので続編は製作されませんでした

 

007のスピンオフという試みは斬新でしたが、この作品が完全な失敗作という事実は変わりません

 

⑤ロシアより愛をこめて

ジャンル TPS
ゲーム機 PS2・PSP
人数 1人~4人
発売日 2006年3月2日
売上 41万本(PS2)

 

ブロスナンがボンドを降板した影響なのか、初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリーがゲームとは言え、ボンド役にカムバック!

製作陣との確執で、007シリーズと距離を置いていたショーン・コネリーがボンド役の吹き替えを引き受けるなんて奇跡ですよ

この調子で映画の方にもカメオ出演してほしかったのですが、願いは叶いませんでした(スカイフォールは最後のチャンスでしたね)

 

EA版007はオリジナルストーリーが多かったのですが、今作は映画版007シリーズで最高傑作とも言われるシリーズ2作目「ロシアより愛をこめて」をゲームで再現する方向へシフト

元の映画がそこまで派手なアクションがある作品でなかったので、ゲーム独自の展開や新キャラが登場する苦肉の策がとられています

ゲーム化にするならエンタメ路線の「ゴールドフィンガー」のが向いていたと思うんですけどね

 

ゲームのシステムは「エブリシング・オア・ナッシング」に近い作りですが、なぜか新しい今作のが完成度は劣っています

射撃時のロックオン機能はピンポイントに急所を狙撃できるように改善されてますが、グラフィックの質は低下、動きもモッサリしている…

対戦モードは画面分割されるようになり、同一画面での対戦だった「エブリシング・オア・ナッシング」よりは遊びやすくなっていますが、自動ロックオンありきのシステムなので、かなり大味な仕上がり

ショーン・コネリーのギャラで開発費が尽きたのか?と思うほど、全体的に安っぽい作りになっています

 

ミッションのボリュームはそこそこありますが、最後はやはり恒例のミサイルが登場します

EA版007って最後に高確率でミサイルが登場しますけど、なんでだろう?

 

そして、一番致命的だったのは、あんなに好評だった協力プレイが非搭載なところ

EAってユーザーの声を聞いているのかな?と思いますよね

毎回、新作のたびにズレているというか。

 

ショーン・コネリーのボンドでプレイできるのは魅力的ですが、ファン以外の人が楽しめるかと言ったら微妙

前作「ゴールデンアイ・ダークエージェント」が売上も評価も爆死したから、手堅く「エブリシング・オア・ナッシング」風の作品に回帰したのでしょうね

回帰するならシステムをそのままか、多少変更するだけでも良かった気もします

別にショーン・コネリーのボンドだからって60年代に設定せず、現代に置き換えてって良いじゃないですか

コネリー版エブリシング・オア・ナッシングみたいな作品を作っていればシリーズ化だってできたかもしれないのに(ギャラの関係で難しいかもしれないけど)

 

今作がEA版007の最終作になりましたが、妥当な結果でしょう

「ナイトファイア」や「エブリシング・オア・ナッシング」は気合が感じられましたが、それ以外は007のブランドやゴールデンアイ人気の便乗ビジネスだったので、EAが007のゲーム化の権利を手放してくれて良かった

以降の007のゲームは、アクティビジョンに移ることになります

 

⑥慰めの報酬

ジャンル FPS
ゲーム機 PS2・PS3・Wii
人数 1人
発売日 2009年3月26日
売上 114万本(PS3)

 

007のゲーム化の権利取得時、「007のゲームブランドを復活させる」と宣言したアクティビジョンの記念すべき第1作

 

映画版「慰めの報酬」に合わせてリリースを目指したせいか、全体的にボリューム不足

ストーリーは映画を原作とした「カジノロワイヤル」と「慰めの報酬」の2本立て

一見ボリュームがあるように見えますが、2本の映画を完全再現というわけではなく、ポイントポイントを再現するに留まっています

 

映画を見たことある人なら分かると思いますが、カジノロワイヤルは後半に入るとポーカーとロマンスが物語の軸になるので、アクションを求めるゲームにはチョイスが悪すぎたように感じます

それを補うために、「慰めの報酬」を合体させたのでしょうけど、やはり映画と並行してのゲーム制作は色んな制約が出て、クオリティーの低下につながる結果に。

映画版で没になったエンディング(ミスターホワイトとガイ・ヘインズのやりとり)を再現したのは、このゲームにとって唯一の見所でしたね

 

ゲームのシステムは通常時FPS、カバーの時はTPSに切り替わる仕様(COD+レインボーシックスのような作り)

グラフィックは…PS2に毛が生えたような微妙な具合(笑)

キャラクターのモデリングは頑張っているのですけど、なぜかムービーに入るとキャラデザインが劣化してしまいます

 

シングルプレイは初見時こそ、それなりに楽しめますが、やりこみ要素も特にないので2回目以降はトロフィー狙いでしかプレイする機会がないと思います

毒を盛られたボンドが車に戻るまでを操作するミッションなんて完全に尺稼ぎ

ムービーで片付くような内容をあえてミッションにする意図がわかりません

それなら拉致られたヴェスパーを追いかける、カーチェイスのミッションを入れてくれた方が100倍良かったなぁ。

 

オンライン対戦は同じアクティビジョンが制作するCODに近いシステムになっていますが、ショットガンがやたら強くてゲームバランスが崩壊、センサー爆弾は敵だけでなく、味方にも反応する使い勝手の悪さ(ある意味、リアルだけど…)

対戦で得た経験値を使って武器のカスタマイズはできますけど、CODに比べると物足りない

007の歴代キャラクターや舞台をステージに使えれば、独自の魅力が生み出せたのに惜しい

オッドジョブだったら殺人シルクハット、ジョーズなら鋼鉄の歯で一撃でプレイヤーを仕留められたり、フォートノックス(ゴールドフィンガー)や宇宙ステーション(ムーンレイカー)のような007ならではのバリエーション豊富なマップを登場させるなど、やりようはあったはず

この辺も、映画と並行して開発した支障が出てしまったのかも?

 

オフライン対戦があればもう少し需要があったと思いますけどね

オンライン全盛とは言え、まだまだオフライン要素は大切です

色々不満点はありますが、アクティビジョンは今作が007のゲーム1作目

開発に慣れてなかったり、方向性も不透明だったことを考えると頑張った方でしょう

次回作以降がアクティビジョンの本当の実力が試されることになります

 

⑦ブラッドストーン

ジャンル TPS
ゲーム機 PS3
人数 1人
発売日 2011年1月13日
売上 70万本(PS3)

 

2年の空白を経て登場したアクティビジョン版007の第2弾

この年はWii独占で「ゴールデンアイ007」も同時にリリース

一気に2本も007のゲームをリリースするとはアクティビジョンの意気込みを感じますね

 

前作が映画とタイアップのゲームだったの対し、今作は完全オリジナルストーリー

この時期の映画版007を意識して、恒例のガンバレルは廃止(ロード画面がガンバレル仕様ですけど)、漫画チックなガジェットも登場せず、リアル志向な作りになっています

グラフィックは大幅に向上、背景などは今でも十分通用するくらいのレベルですが、キャラクターの質感だけ違和感

背景がキレイなだけに余計に浮いて見えます

 

ミッションのバリエーションは多少増えた程度で、全体的なボリュームも不足しています

開発したスタジオがレースゲームを得意としているせいか、カーチェイスのミッションがやたら多い

これがブロスナン時代のようにミサイルやマシンガンが搭載されているボンドカーなら色々と楽しめますけど、クレイグ版はガジェット非搭載のボンドカーなので、ひたすら敵を追いかけるだけの単調な展開

ストーリーも黒幕の正体がわからず仕舞いでモヤモヤが残るなど、グラフィック以外は前作「慰めの報酬」のがまだマシとも言える残念な内容でした

 

オンライン対戦は完全なオマケ

対戦モードはたったの3種類、過去作のキャラや舞台も登場しないので、007である必要性がありません

発売初日から過疎っていて、自分も1ヶ月もしない内にやめてしまいました

 

TPSで007を作るならEA時代の「エブリシング・オア・ナッシング」をお手本にして作って欲しかったですね

それか、ステルス要素を強化してMGSやスプリンターセルみたいな作品にするなど、もっとやりようはあったはず

今作にも、ステルス要素は一応ありますけど、結局は銃撃戦に発展するので中途半端なんですよね

銃撃戦にするなら武器の種類を増やすなり、ガジェットを登場させたりするくらいの工夫をしないと面白みに欠けてしまいます

 

余談ですが、海外版を購入してプレイしたところ

3、4番目のミッションで進めなくなりました…

難しいから?

いいえ、日本と海外のPS3の仕様上(ボタンの配置)の問題で続行不可能になりました

※日本は〇ボタンが決定、×ボタンがキャンセル、海外は〇ボタンがキャンセル、×ボタンが決定

 

ボタンの配置が問題となり、ハッキングのシーンで表示された×ボタンを押すとキャンセルになって続行不可能になります

アップデートで改善されることを期待しましたが、改善されることはありませんでした

 

結局、日本版を買い直すハメに…

海外版のリスクを思い知らされる、痛い経験でした

⑧ゴールデンアイ007

ジャンル FPS
ゲーム機 Wii
人数 1人~4人
発売日 2011年6月30日
売上 136万本

 

伝説のFPSがついにリメイクで帰ってきた

発表時はそう思いましたが、蓋を開けるとリメイクではなく、リブートだったというオチに絶句…

 

ゲームのシステムは、64のゴールデンアイをCODテイストにしたようなもので、期待していたものと違いました

たしかに64時代の仕様で、そのままリリースするのは時代遅れかもしれません

ですが、ゴールデンアイで遊んだ世代は古い新しい関係なく、あのままでプレイしたいんですよ

グラフィックを向上させて、オンライン対戦を実装するくらいで十分

 

まぁ、アクティビジョン版007では今作が一番完成度が高いんですけどね(笑)

肖像権の都合で、ボンド役はブロスナンからダニエル・クレイグに置き換えられ、それに伴いストーリーも現代風にアップデートされています

ゲーム版というより、映画版ゴールデンアイの現代リメイクという方が正しいかも?

最初のステージこそ、ゲーム版ゴールデンアイを彷彿とする作りですが、それ以降は面影もありませんし。

 

元々はブロスナン時代の作品なので陰謀のスケールも大きく、クレイグ版の007よりゲーム化に向いているんですよね

万能スマホが活躍しすぎてガジェットが登場しないのは残念ですが、戦車で暴走するミッションは健在なのでご安心を!

 

対戦モードはオンラインに加えて、念願のオフライン対戦を実装

007シリーズの歴代キャラが使えるようになり、ようやく他のFPSとの差別化に成功

武器の種類も増えて、少しだけですが遊び心のあるチートも復活

今作は理想的な対戦モードが実現できましたね

 

64版ゴールデンアイの完全リメイクとはいきませんでしたが、間違いなく007のゲームで上位に入る作品でした

 

⑨ゴールデンアイ007:リローデッド

ジャンル FPS
ゲーム機 PS3・Xbox360
人数 1人~4人
発売日 2011年11月1日
売上 78万本(PS3)

 

Wiiでリメイクされた「ゴールデンアイ007」をHD化してPS3とXbox360で再リリース

ゴールデンアイの権利は任天堂が握っているという情報があったので、他機種でのリリースは難しいと思われていました

それだけに嬉しいサプライズでしたね

 

ただ、日本版は発売されませんでした

アクティビジョンの日本支社が撤退してからはスクウェア・エニックスがアクティビジョンのソフト(007、CODなど)のローカライズを担当していました

しかし、Wii版ゴールデンアイ007はスクウェア・エニックスでなく、任天堂がローカライズを担当

その際、何らかの権利を任天堂が取得した可能性があります

真相は不明ですけど。

 

ゲームの内容は、殆どWii版と同じですが、グラフィックの向上、武器やキャラクター、新モードMI6オプスの追加、オンラインの人数増加などの変更が加えらています

それ以外はWii版と同じなので言うことはありません

 

トータルで今作がアクティビジョン版007で最も完成度が高い1作でした

 

⑩007/レジェンド

ジャンル FPS
ゲーム機 PS3、Xbox360、WiiU
人数 1人~4人
発売日 2012年
売上 34万本(PS3)

 

007シリーズ映画化50周年を記念して作られた1作と言えば聞こえはいいですけど、実際は記念商法しただけでした

ゴールデンアイ007リローデッドに引き続き、日本では未発売

今回は権利問題ではなく、売り上げが期待できないから見送ったのでしょう

 

ほぼ毎回のようにゲーム性が変わる007では珍しく、前作と同じシステムでゲームが作られています

リメイク版ゴールデンアイのように過去作のストーリーを現代風にアップグレード

ゴールドフィンガー」「女王陛下の007」「消されたライセンス」「ダイ・アナザー・デイ」「ムーンレイカー」が収録されており、追加で「スカイフォール」が加わります

 

6本の映画を1つのゲームでプレイできるなんて凄いボリュームだ

っと思いますが、ハッキリ言って中途半端な仕上がりです(笑)

当然ですが、1本1本を忠実に再現しているわけでなく、美味しい所を摘まんでいる程度なので、過去作のダイジェストと割り切ってください

でも、6本の映画をゲーム化していることもあって舞台のバリエーションやボンドを苦しめてきた名悪役の登場など、それなりに楽しめる仕上がりにはなっているんですけどね

 

今作で致命的と言いますか絶望的だったのは、各ミッションのボス戦

表示された方にスティックを傾けるだけってやる気あるのか?

一人くらいなら、まぁ良いかと思えますけど、全部のボスがスティックバトルとか絶句ものですよ…

FPSなんだから銃撃戦でケリをつけたいですよね

なんでこんなシステムになったんだろう?

 

あくまで予想なんですけど、今作は急ピッチで作られたような気が…。

まずパッケージが素人が作った合成写真か?と疑うほど、雑なデザインが採用されています

さらに、2011年に発売された「007/ブラッドストーン」のBGMが今作で再利用されていたり、手抜き感が見え隠れしますし。

 

007シリーズ50周年に合わせようと早急にプロジェクトを立ち上げて、好評だったリメイク版ゴールデンアイのスタジオを続投

システムをそのまま流用すれば開発の時間も短縮できますし、ストーリーも映画版から拝借すればオリジナルで作るより効率が良い

オマケに50周年を理由にすれば、振り返る意味で過去作を物語に組み入れたと主張する正当性まで出てきます(笑)

あくまで自分の予想なんで真相はわかりませんけど、手抜きと疑いたくなるくらい意気込みが感じられない作品でした

 

出血表現やダメージ判定が分かりやすくなってたり、Qのガジェットが復活したりと細かい改善はされていますが、それをまったく生かせていないのは残念でした

リメイク版ゴールデンアイのように、しっかり制作に取り組んでいれば、それなりの良作はできたと思いますけどね

結局、今作がアクティビジョン版007の最終作となりました

 

没になった007のゲーム

 

こちらは2005年に発表された007の新作紹介の動画です

ボンド役はピアース・ブロスナン

時期とグラフィックを考えるとPS2向けに開発していたと思われます

ジャンルはおそらくTPSで、「エブリシング・オア・ナッシング」のようなゲームを開発していた可能性が高いですね

 

EAが取得していた007のライセンスの中に、ブロスナンのボンドが契約に含まれてたそうです

没になった原因は、開発中にブロスナンがボンド役を降板したからでしょうね

 

 

続いての没作品は、2011年に発売を予定していた「ブラッドストーン」の続編

 

ブラッドストーンは黒幕がわからず仕舞いで終わり、最後のミッションのタイトルも「続きはまた今度」

続編を出す気マンマンでしたよね(笑)

 

ブラッドストーンが発売される前から開発情報はリークされていましたし、ゲームサイトでも一部のスクリーンショットが掲載されていたので、わりと有名な没作品

開発はRaven Softwareが担当、ステルスに重点を置いた作品になる予定だったそうです

メタルギアやスプリンターセルに近い作風という情報も出ていました

映像をみると、かなりハードアクションが展開されていますね

 

「ブラッドストーン」の売り上げが予想以上に悪かったのが没になった原因でしょう

 

最後に紹介するのはコチラ

2008年頃にXbox360でリリースが予定されていたリメイク版ゴールデンアイ

開発はオリジナル版を開発したレア社が担当、マイクロソフトの傘下にレア社が入ったから実現できたプロジェクトとも言えますね

アクティビジョン版ゴールデンアイが現代風のリブートなら、コチラは正当なリメイク作

 

グラフィックの向上と一部のデザインを変更する程度に留めており、オリジナル版を尊重したリメイクのお手本のような作品ですね

開発がリークされた時、マイクロソフトはリメイク版の存在を否定していましたが、開発中のスクリーンショットや映像が流出してからは言い逃れができない状況になってしまいました(笑)

いつリリースされるのか?当時のファンは期待を膨らませて待っていましたが、しばらくして悲しいお知らせが届くことに…

 

リメイク版ゴールデンアイの発売を断念

 

オリジナル版の販売元である任天堂がリメイク版のリリースに合意しなかったことが原因だそうです

Wiiのバーチャルコンソールに64版ゴールデンアイのリリースを許可する代わりに、Xbox360でリメイク版をリリースすることを許可したと報じられていましたが、任天堂の気が変わったのか?リリースの許可は白紙に戻りました

他にも、007のゲーム化の権利を保有していたアクティビジョンとの交渉が難航した、ボンド役のブロスナンの肖像権が下りなかったなど、権利関係を巡る問題は山積みだったとのこと

よくそんな状態で開発しましたよね、許可が下りてから作ればいいのにと素人は思ってしまいます

 

任天堂、レア社、アクティビジョン、ブロスナン、各々の権利を解決しない限り、リリースは絶望的なんでしょうね

2013年にアクティビジョンが007の権利を手放しているので、もしかしたらチャンスかと期待していましたが、すでにマイクロソフトはリリースを断念してしまっているそうです

 

やはり、一番の難関は任天堂でしょうね…

任天堂が協力的になってくれれば円満に解決すると思うんですけど、経営方針が変わらないと無理かな?

ブロスナンの肖像権は最悪の場合、オリジナルのボンドか、現ボンドのダニエル・クレイグに置き換えれば解決しますし。

開発自体は終わっていたそうなので本当に残念でした

 

余談ですが、ゴールデンアイのシステムを継承した間接的な続編「パーフェクトダーク(N64)」は、レア社が全ての権利を保有していたことからXbox360でリメイク版のリリースが実現しました

 

今回、紹介した3本以外にもゴールデンアイ・ローグエージェントの続編EA版カジノロワイヤルなど、没になった007のタイトルは意外にも多いです

新作に期待したいこと

ヒットマンシリーズを手掛けているIO Interactiveなので、同じスパイものの007とは相性が良さそうですね

ボンド役のダニエル・クレイグが2021年4月公開予定の「ノータイム・トゥ・ダイ」で引退する予定なので、ゲーム版のボンドはどうなるか?

ダニエル・クレイグをモデルに開発するのか、オリジナルのボンドなのか、過去のボンド俳優なのか

サプライズで7代目ボンドを映画より先にお披露目なんてこともあるかもしれませんが、現時点で7代目は未定となっているので可能性は一番低いでしょうね

 

ダニエル・クレイグになってからシリアスで硬派な作風になったことで、その流れをゲームでも汲んでいましたが失敗でした

やはりゲームは非現実的な要素があった方が面白いですし、多少はストーリーがぶっ飛んでいてもかまいません

世界征服を企むようなイかれた黒幕、Qのガジェット、ミサイルやマシンガンが搭載されたボンドカー

アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど目まぐるしくロケーションが移り変わるなど、とにかく飽きさせない作品にして欲しいですね

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の見どころ、ダニエル・クレイグ版007の最終作⁉ボンドの娘が登場?世界をパンデミックから救う⁉

2020年6月9日


 

 

 

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