『天気の子』の感想、2作連続で興行収入100億越えも、君の名は。越えはならず

 

あらすじ

高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。 しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。 彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。 そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。 ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らす少女・陽菜。 彼女には、不思議な能力があった。 「ねぇ、今から晴れるよ」 少しずつ雨が止み、美しく光り出す街並み。 それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった――。


キャスト、スタッフ

 

キャスト 役名
醍醐虎汰朗 森嶋 帆高
森七菜 天野 陽菜
吉柳咲良 天野 凪
小栗旬 須賀 圭介
本田翼 須賀 夏美
倍賞千恵子 立花 冨美
平泉成 安井刑事
梶裕貴 高井刑事

 

役職 スタッフ
原作・監督・脚本 新海誠
キャラクターデザイン 田中将賀、田村篤
製作 市川南、川口典孝
企画・プロデュース 川村元気
エグゼクティブプロデューサー 古澤佳寛
プロデューサー 岡村和佳菜、伊藤絹恵
音楽プロデューサー 成川沙世子
作画監督 田村篤
美術監督 滝口比呂志
音楽 RADWIMPS
音響監督 山田陽
撮影監督 津田涼介
色彩設計・助監督 三木陽子
制作 コミックス・ウェーブ・フィルム
配給 東宝

 

興行収入

公開3日間で観客動員数115万9020人興行収入16億4380万を記録し、前作『君の名は。』を越えるスタートを切ったものの、最終興行収入は140憶と、前作から110億ダウン

新海誠監督は2作連続で100億越え(宮崎駿監督以来2人目)

感想(ネタバレ有)

自分は秒速5センチメートルから新海誠監督の作品に惹かれて、その後の作品も見てきたんですけど、やはり「君の名は。」は衝撃的でした

新海監督って、コミカルな演出もやるんだ!、ポップな作風に変わった?、まさかのハッピーエンド⁉…と、これまでの新海アニメらしからぬ作りだったので(笑)

あと田中将賀さんが加わったことで、キャラクターデザインが可愛らしくなったというか、親しみやすい、良い意味でアニメっぽいデザインになったというのが初鑑賞時の第一印象でしたね

前作が興行収入250億のメガヒットを記録したこともあって、公開が近づくにつれて期待が高まっていきました

 

ここからネタバレ有りの感想を書いていきます

自分もそうですが、前作があれだけヒットしちゃうと、どうしても比較してしまいますよね

「君の名は。」はシンプルなエンタメなのに対し、「天気の子」は社会批判(主に若者の貧困化)に近いメッセージ性のある映画にも見えました

RADWIMPSの主題歌『愛にできることはまだあるかい』の歌詞も、若者の心の叫びのようにも聞こえます

 

その若者の反対側の立場、大人の代表として描かれている須賀圭介が良いキャラなんですよ、個人的に一番好きなキャラクターです

安月給で帆高を働かせたり、状況が悪くなったら見放す冷たさだったり、大人の汚さや心情を隠すことなく表現する一方、亡くなった奥さんに対する一途な気持ちや家出少年だった帆高の面倒をみる優しさなど、大人と若者の架け橋のような立ち位置で作品に欠かせない存在になっています

 

君の名は。が瀧と三葉による壮大な2人の物語なら、天気の子は帆高、陽菜、夏美、須賀、4人の物語

予告編で夏美役の本田翼の棒読み具合に心配の声が出ましたけど、本編では違和感はなく、お転婆なキャラクターに合った声で安心しました(笑)

 

全体的に「君の名は。」以前の新海監督の作風に戻したような印象でしたね

とはいえ、以前のような切ない終わり方ではないので、監督の方向性が変わったのか?単純に全国公開の作品なので、小規模上映の頃みたいな作家性を前面に押し出した作風が通りにくかっただけか?

 

新海監督が「君の名は。」公開後のインタビューで「次回作は東京を舞台にした少しシリアスな作品」になると話していましたが、確かに天気の子は少々シリアスな作風でした

その辺は、「君の名は。」以前と以後のファンで受け止め方が分かれた部分ですね

以後のファンの人から「天気の子」は期待外れという意見も多くみられましたが、おそらく陽菜の帆高の関係性が影響しているのではないでしょうか?

帆高は陽菜に対して思いを寄せて、プロポーズに近いやりとりを見せていますけど、陽菜の方というと帆高に対して恋愛感情があるのか、具体的に描かれてはいません

君の名は。では瀧と三葉は互いを求めていて、最終的に結ばれているのでスッキリした終わり方ですよね

 

天気の子の場合、陽菜の気持ちが十分に描かれていないので、見ようによっては帆高の片思いなんじゃないかな?

最後の再会のシーンも、帆高は涙を流すほど喜びを見せていましたが、陽菜は笑顔で駆け寄るのみと多少の温度差が感じます

瀧と三葉は巡りにめぐって再開を果たした時に、お互い涙を流していましたよね

もしかしたら帆高と陽菜は恋人ではなく、友人として付き合っていくのかもしれません(それかビジネスパートナー復活?)

 

天気の子は最終的に140億を記録しましたが、「君の名は。」から約110億ダウン

これに関してはハードルが高かったので仕方がない部分もあります

200億越えを狙うとなると、やはりリピーターが必要不可欠なので、君の名は。のようなリピーターが生まれていたら200億も狙えていたかもしれません

2作連続で100憶越えでも、宮崎駿監督以来の快挙なので十分凄い成績ですけど。

 

新海監督は次回作について、少しずつ制作に取り掛かっているようですが、どのような作品が誕生するのか?

完成を楽しみに待ちましょう!

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